夕飯の後で、リンと一緒に座敷で涼んでいると、開いた窓の向こうから、子供の歌う声が聞こえてきた。 幼稚園か、小学校低学年くらいだろうか。 「七夕」を、少し間延びした節回しで歌っている。 そういえば、今日は七夕だったな、と思い出す。 合間に、笹で…
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